インプラントの一種オールオン4を解説【メリット・デメリット】
インプラントの中でも、まとめて歯を補うことができる方法がオールオン4です。しかし1本ずつ埋入する方法とどのような点で異なるのか、違いが分かりにくいのではないでしょうか。
この記事では、オールオン4について解説します。具体的な仕組みのほか、メリットやデメリット、注意点などもまとめます。オールオン4を検討中の方は参考にしてみてください。
- オールオン4とは、片あごに最小4本のインプラントを埋め込み、連結した10〜12本の人工歯を固定するインプラント治療の一種である。1本ずつ植える従来法より少ない本数で全体を支える。
- 費用は自由診療で全額自己負担となり、片あご200万〜400万円が相場である。医療費控除やデンタルローンを活用することで、実質的な負担を抑えたり分散したりできる。
- 最大のメリットは、本数が少なく経済的で身体的負担が軽く、当日に仮歯が入る即時性である。骨が少ない方でも骨移植なしで対応できるケースが多い点も特徴とする。
- 一方で外科手術を伴い、健康状態によっては適応できない。定期的なメンテナンスも必須であり、対応できる歯科医院が限られる点もあらかじめ理解しておく必要がある。
- 治療は検査・手術・仮歯・人工歯・メンテナンスと進み、完了まで6〜7か月が目安である。長持ちには医院選びと術後のケア継続が欠かせないと言える。
オールオン4とは
初めに、オールオン4とはどのような治療法なのか解説します。
関連記事:4本のインプラントで全ての歯をフルセット補完できる「オールオン4」を徹底解説
オールオン4の仕組み
オールオン4は、上か下どちらか片側のあごに4本のインプラントを埋め込み、その上に前歯から奥歯まで連結した10〜12本分の人工歯を固定するフルアーチの治療法です。奥側の2本を斜めに傾けて埋入することで、骨量の多い前方〜中央部だけを使って全体を支える設計になっています。
1本の歯につき1本ずつ植えていく従来法と異なり、少ない本数で多くの歯をまかなうことが可能です。そのため、身体への負担や費用を抑えやすいと言えます。
オールオン4が選ばれている背景・特徴
入れ歯が合わない方から、歯がほとんど残っていない高齢の方まで、幅広い年代の選択肢として用いられています。考案されてから、世界各国の歯科医療機関に広がってきた経緯があります。
十分な初期固定が得られれば、手術当日に仮歯を装着することができます。その場合、その日のうちに見た目や噛む機能を取り戻せるのが特徴です。選ばれている理由と言えるでしょう。
オールオン4のメリット
続いて、オールオン4のメリットについて具体的に解説していきます。
関連記事:「総入れ歯」と「インプラント オールオン4」の各メリット・デメリット
補う歯の数に対して経済的
まず、補う歯の数を考えると経済的という点が挙げられます。失った歯の本数分インプラントを植える必要がなく、最小4本で片あご全体をまかなうことができます。そのため、本数に比例する費用を抑えることが可能です。
すべての歯を1本ずつインプラントにすると十数本植えなくてはなりません。しかしオールオン4なら埋入本数を大幅に減らすことができます。
結果として、歯のないあごを従来のインプラントで治す場合と比べ、総額が数十万〜数百万円単位で安くなるケースもあります。
身体的な負担が軽い
次に、身体的な負担が軽い点もメリットです。埋入するインプラントが少ないぶん、あごの骨に開ける穴の数が減ります。その結果、手術時間も短くて済むのが一般的です。手術の時間が短いほど、術後の腫れや痛みといった負担が軽くなる傾向があります。
さらに、通常のインプラントは骨を増やす骨造成の処置が必要になることがあります。しかしオールオン4では多くの場合骨造成を省けるため、追加手術による心身・費用面の負担も減らすことができます。
その日のうちに仮歯を入れられる即時性がある
オールオン4は抜歯・インプラント埋入・仮歯装着までを基本的に1日で行えるため、歯がない期間を心配せずに済みます。手術当日までは自分の歯や使用中の入れ歯をそのまま使え、術後はその日の夜から柔らかいものなら食事ができます。
従来のインプラントのように骨結合するのを数か月待ってから歯を入れるのと比べ、生活への影響を最小限にすることが可能です。
骨が少なくても適応できるケースが多い
骨量が少ない方でも対応しやすい点もメリットです。骨の厚みがある部分を選んで、奥側のインプラントを斜めに埋入するためです。他院で「骨が足りずインプラントは難しい」と言われた場合でも、骨移植なしで治療を完結できることがあります。
ただし骨の吸収が極端に進んでいる場合は、サイナスリフトなどの骨造成が別途必要になることもあります。
固定式でしっかり噛める・違和感が少ない
オールオン4は総入れ歯のようにずれたり外れたりすることがなく、硬いものでも噛みやすい点もメリットです。オールオン4はあごの骨に固定されるため天然歯に近い噛み心地が得られるのです。そのため、取り外して洗う手間もなく自分の歯と同じ感覚で日々のケアができます。
さらに歯ぐきを覆う面積が入れ歯より小さいため、装着感の違和感が少なく食べ物の温度や味も感じやすくなります。
オールオン4のデメリット
オールオン4はメリットの多い治療法ではありますが、デメリットもあります。ここではデメリットについて確認しておきましょう。
外科手術を受ける必要がある
まず、外科手術を受ける必要があります。インプラントを骨に埋め込むためには、切開・縫合を伴う外科処置が必須となります。残っている歯がある場合は、一体型の人工歯を入れるために抜歯することも必要です。
このため、手術に伴う神経などの損傷のリスクがゼロではありません。また手術は麻酔下で行うため術中の痛みは抑えられますが、術後に腫れや痛みが生じる点はあらかじめ理解しておく必要があります。
健康状態などによっては適応できない
さらにオールオン4は誰でも受けられるわけではなく、健康状態などによっては適応することができません。
重度の全身疾患がある方や、体力的に手術に耐えにくい方は適応外となる場合があります。あるいはあごの骨が極端に痩せているケースでは、そのままでは埋入できず追加の骨造成が必要になることがあります。
さらに喫煙は治癒や予後に影響するため、禁煙が難しい場合は治療を断られることも少なくありません。
定期的なメンテナンスが必要
さらに定期的なメンテナンスを続けることが必要です。人工歯なので虫歯になることはありませんが、清掃不良が続くとインプラント周囲炎を起こすリスクがあります。周囲炎が進行すると骨が吸収され、最悪の場合インプラントの脱落につながります。
多くの医院では定期検診を受けないと、トラブル発生時の保証が適用されません。通院の継続が前提になります。
自由診療のため費用が高額になりやすい
またオールオン4は保険の入れ歯と比べると費用は高くなります。公的医療保険の対象外で全額自己負担となるためです。すべての歯を1本ずつインプラントで補うよりは経済的なのですが、それでも決して安価とは言えない金額になります。
上部構造の素材や追加処置の有無によってはさらに費用が必要となります。また治療後のメンテナンスや、破損時の修理・作り直しも自費となる点に留意しておきましょう。
対応できる歯科医院が限られる
さらに対応できる歯科医院が限られるのもデメリットだと言えるでしょう。斜めの埋入や全体の設計に高度な技術と経験が求められるため、どの歯科医院でも受けられるわけではありません。また専用の設備や麻酔・技工の体制が整っていない医院では対応が難しくなります。
転居などでかかりつけ医を変える際、近隣に対応医院が少ないと通いづらくなる可能性があります。
オールオン4が向いている人/向いていない人
続いて、オールオン4が向いている人と向いていない人の特徴についてまとめます。
オールオン4が向いている人
まず向いているかどうか以前の前提として、少なくとも片側の歯が1本もない、あるいは現在残っていても残すことができない人でないと現実的には適応できません。健康な歯が多く残っている人は、ほかの選択肢を検討することをおすすめします。そのうえで、向いている人の特徴としては以下の点が挙げられます。
まず総入れ歯が合わずズレや痛みに悩んでいる方、あるいは固定式でしっかり噛みたい方です。オールオン4は総入れ歯のように不安定になることがなく、天然歯に近いしっかりした噛み心地が得られます。
また入れ歯の着脱や手入れの煩わしさを避けたい方にも適しています。オールオン4は固定式で取り外して手入れする必要がないためです。
さらに通院回数を抑えて短期間で治したい方や、骨が痩せていて従来法を断られた方にも適しています。
オールオン4が向いていない人
逆に、オールオン4が向いていない人は以下に当てはまる人です。
まず健康な歯が多く残っている方にはあまり向いていません。その歯を抜いてまで選ぶ必要がないことが多いためです。
また、手術や術後の維持を考えると、コントロールの難しい全身疾患がある方や禁煙が困難な方はリスクが高いと言えます。そのほか骨量が極端に不足しているなど、追加処置を行っても安定を見込みにくいケースも推奨されません。
オールオン4の治療の流れ
続いて、オールオン4の治療の流れを見てみましょう。クリニックにより多少前後することがあるかもしれませんが、大まかには以下の流れで進みます。
カウンセリング+検査+準備
- 手術
- 休憩
- 仮歯の装着
- 人工歯の装着
- 定期的なメンテナンス
順に見ていきましょう。
1. カウンセリング+検査+準備
まずカウンセリングと検査を行い、結果をもとに準備を進めます。
カウンセリングで口腔内の状態や患者様の要望を確認し、レントゲンやCTによる検査で骨量や神経の位置を立体的に把握するのが一般的です。その情報をもとに埋入する位置・角度・本数を計画します。
計画や費用が提示され、問題なければ具体的な準備へと進むのが平均的な流れです。当日装着する仮歯を事前に製作するほか、必要に応じて血液検査や抜歯・歯周病治療などの事前処置も行います。
2. 手術
手術当日は、局所麻酔に加えて希望や状態に応じて静脈内鎮静法を用いることもあります。静脈内鎮静法は眠ったような状態で手術が受けられる方法です。
残っている歯があれば抜歯し、計画どおりにインプラントを埋入してアバットメントを取り付けます。手術時間の目安はおおむね1.5〜3時間程度で、多くの場合入院は不要です。
3. 休憩
当日仮歯を装着する場合は、いったん休憩をはさみます。埋入の手術が終わったら、リカバリールームなどで一定時間安静にするのが一般的です。
静脈内鎮静を行った場合は、麻酔から覚めて自力で動ける状態になるまで休みます。状態によっては数時間休憩してから次の処置に進むこともあります。
4. 仮歯の装着
問題ない場合は、休憩後に仮歯の装着を行います。
あらかじめ用意していた仮歯をインプラントに取り付け、噛み合わせを確認します。これにより手術当日から見た目が回復し、柔らかいものなら食事もできるようになります。
骨の状態によっては当日の固定が難しく、後日装着となる場合もあるので理解しておきましょう。
5. 人工歯の装着
インプラントが骨と結合するまで(上顎で約2〜3か月、下顎で約5〜6か月が目安)、仮歯で過ごします。仮歯の装着と最終的な人工歯の装着の間も、経過観察のため定期的に通院することが必要です。
結合が確認できたら型取りを行い、ジルコニアなど強度の高い最終的な人工歯を製作します。仮歯で清掃性や見た目・形態を確認したうえで、最終的な人工歯に置き換えます。
6. 定期的なメンテナンス
最終的な歯が入った後も、噛み合わせやネジの緩み、周囲炎の有無を定期的にチェックすることが大切です。そのため定期的に通院することが求められます。来院の頻度はおおむね3〜6か月に1回が目安で、必要に応じて上部構造を外して清掃が行われます。
自宅でのセルフケアと医院でのケアを両立することが、長持ちのカギになると言えるでしょう。
オールオン4の治療期間の目安
オールオン4の治療にかかる期間の目安は、初診から最終的な人工歯の装着までおおむね6〜7か月程度が一般的です。手術自体は半日ほどで済みますが、インプラントと骨が結合するまでに3〜6か月の安定期間が必要になるためです。
通院回数は、全体で10回前後が一般的な目安になります。ただし骨造成などの追加処置があるとさらに期間が延びることもあります。
オールオン4の手術後の過ごし方・注意点
続いて、オールオン4の手術後の過ごし方と注意点についてまとめます。
術後の腫れ・痛み・ダウンタイム
まず、術後の腫れ・痛み・ダウンタイムを理解しておきましょう。
腫れは術後2〜3日がピークで、1〜2週間ほどかけて引いていくことが平均的です。痛みは処方される鎮痛剤でコントロールできる程度のことが多く、抜歯と同程度と言われます。
多くの方は1週間前後で日常生活へ段階的に戻れますが、回復には個人差がある点は理解が必要です。
食事の注意点
食事についても、しばらくの間は内容に注意すべき点があります。
術後おおよそ1か月半は柔らかいものを中心にしましょう。仮歯は強度が高くないため、硬いものは避けることが必要です。おかゆ・スープ・ヨーグルトなどがおすすめです。
せんべいやナッツなどは食べないようにし、そのほかのものも強く噛みすぎないよう加減してください。力のかけすぎは仮歯の破損・脱落につながるためです。
そのほか、熱すぎるものや刺激物も傷口を刺激するので避けましょう。
日常のケア・歯磨きの方法
歯磨きなど日常のケアにも一定の注意が必要です。
抜糸までの期間(術後1週間〜10日ほど)は、傷口に歯ブラシを当てないよう注意しましょう。ただし口腔内を清潔に保つ必要があります。傷口以外はブラッシングし、傷口周辺はうがい薬などを活用するのがおすすめです。
ただし強いうがいは出血を招くため避け、優しく行うことがポイントです。手術当日のうがいは控えめにしてください。
痛み止めは痛いときに、抗生剤は感染予防のため指示どおり最後まで飲みきることも重要です。
オールオン4の費用
次に、オールオン4の費用についてまとめます。
関連記事:インプラント治療(手術)にかかる時間・期間はどれくらい?
費用相場(片あご・全あご)
片あご(上あごまたは下あごのどちらか)の相場はおおむね200万〜400万円とされます。上下の両あごを行う場合は、その倍近い金額になるのが一般的です。
1本ずつ植える従来法で無歯顎を治すより、総額を抑えられるケースが多くあります。
費用が変動する要因
なお、金額は200万円から400万円と幅がありますが、変動するのにはいくつかの要因があります。
まず要因として挙げられるのは、上部構造の素材です。アクリルレジンは安め、ジルコニアは高めになる傾向があります。ただし価格は寿命にも関係するため、安価な素材は交換のサイクルが短くなりやすいと言えます。そのため、長い目で見ると安いからと言っても経済的とは言い切れません。
さらに骨が不足していて骨造成を行う場合は追加料金が必要です。自由診療で保険が適用されないこともあり、医院の設備・技術力によっても差が出ることがあります。
そのほか都心など立地の良い医院は家賃や人件費などが高く、治療費も上がりやすい傾向があります。
保険適用の可否・医療費控除・デンタルローンの活用
オールオン4は自由診療のため公的保険は使えず、治療費は全額自己負担となり一定の予算が必要です。しかし実質的な負担を抑えたり負担を分散させたりする方法もあります。
まず医療費控除を利用することで、確定申告で税負担を軽減することができます。医療費控除は1年間の医療費が一定額を超えれば対象となるものです。
またデンタルローンを使えば分割払いが可能で、月々の負担を抑えながら治療を受けられます。ただし金利の分合計の負担額は増える点には注意が必要です。
オールオン4の寿命とメンテナンス
続いて、オールオン4の寿命とメンテナンスについて解説します。
オールオン4はどのくらいもつのか
適切なケアを続ければ10〜20年、人によってはそれ以上使い続けられる可能性もあります。インプラント体(チタン製)の耐久性は高く、ある報告によれば10年後も機能している割合は約90%です。
一方で人工歯(上部構造)は経年で傷みやすく、修理や交換が必要になることがあります。
長持ちさせるためのメンテナンス方法
まず、定期的にメンテナンスのため通院することは必須です。3〜4か月に1回を目安に医院で検診を受け、周囲炎やネジの緩み・噛み合わせを確認してもらいましょう。
自宅での日常的なケアも重要です。歯ブラシに歯間ブラシやフロスを組み合わせ、人工歯と歯ぐきの境目までていねいに清掃しましょう。
また喫煙は周囲炎のリスクを高めるため、禁煙することが推奨されます。さらに歯ぎしり・食いしばりは破損を招くため、ナイトガードで対策すると長持ちしやすくなるでしょう。
オールオン4とほかの治療法との違い
次に、オールオン4とほかの治療法との違いを確認していきます。
関連記事:全部の歯をインプラントにできる?その方法や費用を解説
総入れ歯との違い
総入れ歯は歯ぐきに乗せて吸着させる着脱式の人工歯です。オールオン4と比べると安定しづらく、ずれや痛みが起きやすいというデメリットがあります。それに対してオールオン4は骨に直接固定する方式のため安定感が高く、硬いものも噛みやすいという特徴があります。
ただし総入れ歯は保険が適用され安価なのに対し、オールオン4は自費で高額になります。
通常のインプラントとの違い
通常のインプラントは失った歯の数だけ人工歯根を埋入しますが、オールオン4は最小4本で片顎全体を支えます。本数が少ないぶん費用や身体的負担を抑えやすく、治療期間も短くなりやすい点がメリットです。
一方で、健康な歯を残せる通常インプラントと違い、オールオン4は基本的にすべての歯がないことが前提となります。そのため歯が残っている場合、健康であっても抜歯しなくてはなりません。
オールオン6との違い
オールオン6も少ないインプラントで片あごすべての人工歯を指させる方法ですが、埋入するインプラントの本数に違いがあります。4本埋入するのがオールオン4、6本がオールオン6です。
本数が多いオールオン6は安定性を高めやすいのがメリットです。どちらが適するかは骨の状態や噛む力によって変わり、噛む力が強い場合や骨の条件によってはオールオン4が選ばれます。なお埋入本数が異なるため、費用・治療期間にも違いが生じます。
オールオン4で後悔・失敗しないためのポイント
解説の最後に、オールオン4で後悔・失敗しないためのポイントをまとめます。よくある失敗のパターンを確認してから、その失敗を避けるためのクリニックの選び方を解説します。
よくある失敗・後悔のケース
失敗や後悔するケースとして多いのが、「仕上がりの歯が大きく見える」「左右が不自然」など、審美イメージとずれている場合です。
さらに担当する歯科医の技術や計画が不十分だと、埋入の位置や角度が不適切で噛み合わせが崩れ、しっかり噛めない原因になります。
そのほか手術後のケア不足が原因となり周囲炎による脱落が起こるケース、想定以上の費用・メンテナンスの手間に後から気づくケースもあります。
失敗を避けるためのクリニックの選び方
失敗を避けるためには、信頼できるクリニックを選ぶ必要があります。具体的なポイントは次の通りです。
まず、事前検査の精度です。骨量・骨密度・神経の位置を立体的に把握する精密CT診断を行っているかを確認しましょう。
実績・経験の豊富さも重要です。症例実績が豊富で、噛む力に応じて本数を柔軟に提案してくれる医院を選ぶのがおすすめです。
そのほか、費用の内訳や治療工程の説明が明確か、無料カウンセリングやセカンドオピニオンで複数医院を比較することによっても正確かつ妥当な判断ができます。
インプラントのオールオン4に関するよくある質問
インプラントのオールオン4についてよくある質問と回答をまとめました。
オールオン4はインプラント治療の一種ですか?
はい。あごの骨にインプラント体を埋め込み、それを土台に人工歯を支える仕組みは通常のインプラントと同じで、オールオン4はその応用術式にあたります。1本ずつ植える従来法に対し、最小4本で片あご全体の歯をまかなう設計にしたものがオールオン4です。大きな分類としては「インプラント治療の一種」と捉えて問題ありません。
手術当日に歯が入りますか?歯がない期間はありますか?
十分な初期固定が得られれば、抜歯・インプラント埋入・仮歯の装着までを基本的に1日で行えます。手術当日までは自分の歯や使用中の入れ歯をそのまま使え、術後はその日の夜から柔らかいものなら食事も可能です。ただし骨の状態によっては当日の固定が難しく、仮歯が後日装着となる場合もあります。
骨が少ないと言われましたが治療を受けられますか?
受けられるケースが多くあります。骨の厚みがある部分を選び、奥側のインプラントを斜めに傾けて埋入するため、他院で「骨が足りない」と断られた方でも骨移植なしで治療を完結できることがあります。ただし骨の吸収が極端に進んでいる場合は、サイナスリフトなどの骨造成が別途必要になることもあります。
費用はどのくらいで、保険は使えますか?
自由診療のため公的保険は使えず全額自己負担となり、片あごでおおむね200万〜400万円、上下両あごならその倍近くが相場です。上部構造の素材や骨造成の有無によって変動します。医療費控除で税負担を軽くしたり、デンタルローンで分割払いにして負担を分散したりする方法があります。
どのくらい長持ちしますか?メンテナンスは必要ですか?
適切なケアを続ければ10〜20年、人によってはそれ以上使える可能性があります。ただしメンテナンスは必須で、3〜4か月に1回の検診に加え、歯間ブラシやフロスを使った日々の清掃が欠かせません。喫煙や歯ぎしりは寿命を縮めるため、禁煙やナイトガードでの対策が長持ちにつながります。
まとめ:オールオン4を検討する際はポイントを押さえよう
オールオン4は高度な技術が必要とされるため、適切な治療を行ってくれるクリニック選びが大切になります。そのため、本気委で解説した選び方のポイントを参考にして比較検討してみてください。
専門家の客観的な意見が必要だと感じた場合は、私ども高田歯科クリニック(東京都杉並区)にご相談ください。セカンドオピニオンにも対応しており、専門的な知見に基づく率直な意見をお伝えいたします。まずはお気軽にご連絡ください。
高田歯科では、コラム内容で触れてはおりますがあえて対応していない内容もございます。ご来院いただく患者様に合わせて最適なインプラント提案をさせていただいておりますので、まずはご相談ください。
カテゴリー:インプラント&歯科ブログ 投稿日:2026年7月6日








