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インプラントをやめたほうがいい本当の理由!判断ポイントも解説

更新日:2025年11月17日

失った歯を補う治療法として有名なインプラント。入れ歯やブリッジと比べて見た目や使用感、噛む強さなどが優れていることからインプラント治療を選ばれる方が増えているのが現状です。

しかし、インプラント治療は高度な技術を要する難易度の高い外科手術を伴うことから、リスクもつきもの。

本記事では、インプラントをやめたほうがいいと言われている本当の理由を追求し、インプラント治療を受けるうえでの判断ポイントについて、メリットやデメリットなどを踏まえながら詳しく解説いたします。ぜひ最後までご覧ください。

▼この記事でわかること
  • インプラントをやめたほうがいいと言われる主な理由(外科手術が必要・治療費が高額・治療期間が長い・感染症のリスク・顎の骨が少ないと治療の対象外となる・全身疾患や持病があると治療が難しい・治療後も定期的なメンテナンスが必要・再治療が難しい・金属アレルギーのリスク・強く噛むと破損の恐れがある)
  • インプラント治療はやめた方がよい方の特徴(定期的なメンテナンスに通えない・セルフケアを行う習慣がない・費用を抑えたい・手術が不安・インプラント治療が難しいと言われた)
  • インプラントは安定性がある、見た目や噛み心地が自然などメリットも多い!
  • インプラント治療で大事なのはこの3つ!(①歯科医院・歯科医師選び②メリット・デメリットの理解③事前のカウンセリングで疑問や不安を解消する)
  • インプラント治療の代わりに選べる他の治療法には、ブリッジと入れ歯がある

インプラントをやめたほうがいいと言われる主な理由

インプラント治療を選ばれる方が増えている一方、様々なリスクやデメリットがあることが原因で「やめたほうがいい」と、インプラント治療に対してマイナスな印象が広まっていることも確かです。

次の項目では、「やめたほうがいい」と言われている理由について一つずつ解説していきます。

外科手術が必要

インプラントは歯茎を切開し、顎の骨に人工歯根を埋入するという外科手術を伴います。麻酔を使用するため手術中に痛みを感じることはありませんが、術後は痛みや腫れなどの症状が現れることがあります。

また、術前は口腔内の検査を細かく行い、正確な診断や綿密な治療計画のもと手術が行われますが、血管や神経の損傷や感染症のリスクなどがあることも否定できません。

自由診療のため治療費が高い

インプラントは自由診療のため、治療費が完全自己負担となります。その費用については歯科医院によってそれぞれ異なりますが、一般的には1本あたり30万~50万程度が費用相場です。

保険適用の他の治療と比べると費用が高くなることから治療に後ろ向きな方もいらっしゃいます。

ただ、インプラントは入れ歯やブリッジなどに比べて寿命が長く、平均10~15年と言われており、定期的な歯科医院でのメンテナンスやご自宅でのセルフケアの徹底によっては半永久的に使用を続けることができるのがインプラントです。

そのことを考えると、定期的な作り替えが必要となる他の治療法と比べて明らかに治療費が高いとは言い切れないでしょう。

関連記事:インプラント治療費を安くする方法は?費用相場から支払いまで徹底解説

治療期間が長い

インプラント治療は外科手術を伴うため、傷口の治癒を待ったり、インプラント体と顎の骨が結合するのに期間を置いたりする必要があります。その待機期間は口腔内の状態や治療箇所によって異なりますが、約3ヶ月~6ヶ月です。

さらに、インプラントの治療法には1回の手術で終わる1回法と手術を2回に分けて行う2回法の大きく分けて2種類存在し、2回法の場合には通院回数もその分増え、治療期間が長くかかります。

そのため、インプラント治療を始めて最終的な被せ物が入るまでには、トータル約半年から1年かかることを理解しておくとよいでしょう。急ぎで被せ物を入れたい、長く通うことができないという方にはおすすめできないというわけです。

感染症のリスクがある

インプラントは外科手術を伴うため、手術中に細菌が入り込むと感染症のリスクが高まります。

また、気を付けたいのが「インプラント周囲炎」。インプラントは人工歯のため虫歯になることはありませんが、細菌感染が起こるとインプラント周りの組織が炎症を起こし、歯周病を発症します。

インプラント周囲炎は重症化すると、最悪の場合インプラントがグラグラしたり、脱落したりすることもあり、こうしたリスクを懸念されている方も多いようです。

顎の骨が少ないと治療の対象外となる

インプラントは顎の骨に人工歯根を埋め込む治療法のため、骨の量が少なければ適切に埋入することができず、治療が難しいと判断されるケースがあります。その場合、「インプラントはやめたほうがいいのかも…」と思われる方もいらっしゃるでしょう。

ただし、骨の量が少ないからといって必ずしも治療ができないというわけではなく、骨造成(骨を増やす手術)を行うことで治療が可能になる場合も多いのが現状です。

骨造成は治療箇所や現在の骨の厚みなどによって治療の方法が異なるため、まずは歯科医院にて相談し、診断してもらいましょう。

関連記事:インプラントに必要な骨を作る「骨造成」の種類と費用を徹底解説!

全身疾患や持病があると治療が難しい

全身疾患や持病があると、インプラント手術中や手術後に全身状態やインプラント埋入箇所に悪影響を及ぼす可能性があることから、治療ができないケースがあります。

例えば、糖尿病や高血圧、心疾患、骨粗しょう症などがあり、これらは感染症や血が止まりにくい、心臓への負担が大きくなるなどのリスクが高まります。こうしたリスクを心配され、インプラント以外の治療を選ばれる方も中にはいらっしゃるのが現状です。

ただ、全身の状態や服用している薬を調整することによって、インプラント治療が可能になるケースもあるため、まずは歯科医師とかかりつけ医どちらにも相談してみるのがおすすめです。

治療後も定期的なメンテナンスが必要

インプラント治療が終わると天然歯とほとんど変わりなく噛むことができることから、つい油断してしまいがちですが、治療後のケアこそインプラントを長持ちさせるカギを握っています。

というのも、インプラントは定期的なメンテナンスを怠ってしまうと、インプラント周囲炎になる可能性が高くなるからです。インプラント周囲炎は重症化すると、インプラントを支えている周囲の顎の骨が溶け、グラグラしたり脱落したりするリスクがあります。

インプラントを埋入して終わりではない、定期的に通院してメンテナンスを受けなければならないという物理的・心理的負担から、インプラントはやめておこうと思う方もいらっしゃるようです。

再治療が難しい

インプラントはインプラント体(人工歯根)、アバットメント(土台)、上部構造(人工歯)の3部構造で成り立っています。

上部構造が欠けたり、割れたり、アバットメントの緩みなどであれば修理で済ますことができますが、インプラント体の破損の場合は再治療が難しくなります。

インプラント体の破損や脱落の原因は、手術の失敗やインプラント体と顎の骨の結合が上手く行われなかった、噛み合わせの不具合、インプラント周囲炎の重症化など様々。

このような理由でインプラントを撤去しなければならなくなった場合、入れ歯やブリッジを検討することになります。このように場合によって再治療が難しいこと、結果的に他の治療法をやらざるを得ないことを心配される方もいらっしゃいます。

金属アレルギーのリスクがある

インプラントの人工歯根には、チタンといわれる金属が使われています。チタンは金属の中でもアレルギーのリスクが低いとされていますが、アレルギーを発症するリスクはゼロとは言い切れず、まれにアレルギーの症状が現れる方がいらっしゃいます。

そのアレルギーを心配されている方にとってはやめたほうがいいと感じられるのも当然のことでしょう。

しかし、セラミックの一種であるジルコニアを取り扱っている歯科医院もあるため、金属アレルギーが心配な方はジルコニアを検討されるとよいでしょう。

強く噛むと破損の恐れがある

インプラントは天然歯とほとんど変わらない噛む力を持つため、食事の際には違和感なく、硬い物でも噛むことができるのが魅力の一つです。

本来、天然歯の歯根には歯根膜といって噛んだ時にクッションの役割となる膜が存在します。

一方でインプラントにはクッションの役割となる歯根膜が存在しないため、過度な強い力が加わってしまうとその力に耐えきれず破損してしまう恐れがあるのです。

インプラント治療を受けるかどうかを判断するポイント

インプラントはやめたほうがよいと言われている理由がある中で、インプラント治療を受ける決め手になるポイントは何なのか、その判断ポイントについては下記の3つが挙げられます。

実際に判断に迷われる場合は、下記のポイントを参考にしてください。

自分の希望がインプラント治療によって叶うのか

失った歯を補うには、インプラントの他に「入れ歯」や「ブリッジ」などの治療法が存在します。

その中でもインプラントは、見た目が綺麗で口元を美しく保てる、天然歯とほとんど変わらない噛み心地、お手入れの楽さなど、入れ歯やブリッジでは叶えることが難しい要素が揃っているため、これらを求められている場合はインプラントがおすすめと言えるでしょう。

インプラントのデメリットを受け入れられるのか

前述した通り、インプラントにはたくさんのメリットがある一方で、外科手術が必要、治療期間が長い、治療費が高い、定期的なメンテナンスに通わなければならないといったデメリットになる要素もあるのが現状です。

治療方法については、どの治療においてもメリット・デメリットが存在します。その中でデメリットを受け入れられるかどうかも、インプラント治療を受けるか判断するうえで大切なポイントだといえるでしょう。

適切なインプラント治療が受けられそうか

インプラント治療は歯科医院や歯科医師が自分に合うかどうかも、治療を成功させるかどうかを左右します。

その判断材料となるのは、問診やカウンセリングを丁寧に行っているか、設備が整っているか、感染対策はされているか、歯科医師の経験や実績は豊富か、などです。

インプラント治療はやめた方がよい方の特徴

インプラント治療はやはり全ての方におすすめできると言い切れるものではありません。そこで次の項目では、インプラント治療はやめた方がよい方の特徴を一つずつみていきましょう。

治療後、定期的なメンテナンスに通えない方

インプラント治療が終了した後も、3~6ヶ月に1回のペースで歯科医院へ定期的なメンテナンスに通うことが欠かせません。

歯科医院でのメンテナンスは、日頃の歯磨きでは落とせない汚れをプロによるクリーニングで除去することに加え、噛み合わせのチェックなどインプラントに不具合が起きていないかを確認しています。

そのため、たとえインプラント治療が成功したとしても、定期的なメンテナンスを怠ってしまえばトラブルを招くことに…。そのため、仕事で忙しい方や遠方に住んでいる方で通うことが難しい場合は、インプラント治療は避けるべきでしょう。

自宅でのセルフケアを行う習慣がない方

歯科医院での定期的なメンテナンスと同様、自宅でのセルフケアを徹底することもインプラントを長持ちさせるために欠かせません。食後の歯磨きなど最低限のセルフケアを怠っていれば口腔内の衛生面を保つことができず、汚れが溜まってしまうことでインプラント周囲炎になるリスクが高まります

インプラント周囲炎になると歯茎の出血や腫れだけではなく、重症化するとインプラントがグラついたり、最悪の場合脱落してしまったりすることもあります。

そのため、しっかりとセルフケアを行う習慣ができてからインプラント治療を検討するのが良いでしょう。

費用が気になる・抑えたい方

インプラント治療は自費診療のため、全額自己負担となり費用が高くなります。歯科医院によって設定されている金額はそれぞれ異なりますが、一般的な費用相場としては1本あたり約30万~50万程度です。

そのため、費用が気になる・抑えたいという方は、保険適用の入れ歯やブリッジを検討してみましょう。

どうしても手術が怖い・不安が強い方

インプラント治療は外科手術を要するため、手術自体に不安を感じられる方も多く、精神的な負担になることがあります。

そのため、無理に受けてしまうとさらなるストレスを感じ、体調不良など別のリスクにつながることもあるため、極度に恐怖心や不安の強い方は他の治療法を検討するとよいでしょう。

なお、治療前のカウンセリングで歯科医師に相談する、要望を伝えることで不安を解消することにつながります。さらに歯科医院によっては笑気麻酔や静脈内鎮静法を導入しているところもあります。

恐怖や不安につながる要素を一つでも多く減らし、安心安全にインプラント治療を受けましょう。

インプラント治療が難しいと言われた方

インプラント治療を受けたくても、骨が少ない、重度の歯周病、全身疾患を患っている、デンタルケアが不十分などの理由で、歯科医院から治療が難しいと言われる場合があります。

これも患者様の口腔内や全身状態の安全を考慮したうえでの判断です。そのため、インプラント治療が難しい場合は入れ歯やブリッジなど別の治療を検討しましょう。

なお、インプラント治療が難しいとされる原因によっては治療が可能になるケースもあるため、歯科医師と相談して判断することをおすすめします。

関連記事:インプラントができないと言われたときに考えられる8つの理由と対処法

やめた方がいい理由だけではない!インプラントのメリットとは

これまでインプラントをやめた方がいい理由についてお伝えしてきましたが、インプラントにはデメリットばかりではなく、メリットもたくさん存在します。

インプラントは失った歯を補う治療法の一つであり、入れ歯やブリッジと比べて大きく異なるのが、顎の骨に人工歯根を埋め込むという方法です。

人工歯根と顎の骨が結合することで圧倒的な安定性が保たれ、天然歯とほとんど変わらないところまで機能性を回復させることができます。

その他にも見た目が綺麗、周りの歯を削らなくて良い、強度が高く天然歯とほとんど変わらない力で噛むことができる、耐久性が高く長持ちするなど、様々な魅力があります。

メリットが多い治療法だからこそ、治療後も快適に日常生活を送れることにつながるでしょう。

インプラント治療で大事な3つのこと

インプラント治療は専門的な知識や高度な技術を要する治療法だからこそ、歯科医院選びから治療に対する患者様の理解など、細かいところまで目を向けることで安心安全に治療を受けることができます。

ここでは、インプラント治療で大事な3つのことをお伝えいたします。

歯科医院・歯科医師選び

インプラント治療を受けるうえで、歯科医院・歯科医師選びは非常に重要なポイントです。

先程もお伝えしたように、インプラント治療は専門的な知識や高度な技術を要するため、質の良い治療を受けるための設備が整っているか、歯科医師の経験や実績が豊富かどうか、この点が治療の成功を左右します。

また、外科手術を行うため感染対策を徹底している歯科医院かどうかに注目することも大切です。

設備や使用する機器、取り扱っているインプラントメーカー、歯科医師の経験・実績などは歯科医院のホームページで記載されているところも多いため参考にしてみましょう。

インプラント治療年間850本以上の実績を誇る「高田歯科クリニック」の症例

メリット・デメリットどちらも理解する

どの治療においてもメリット・デメリットが存在します。どちらかだけに注目してしまうと自分に合った治療法なのかが判断できなくなり、最善の治療を受けることが難しくなる場合があります。

また、インプラント治療だけのメリット・デメリットだけではなく、失った歯を補う治療法である入れ歯やブリッジと比べてどちらが自分に合っているのかを見極めることも重要です。

メリット・デメリットをどちらも理解し、自分が心から納得したうえでインプラント治療に臨むことが何よりも大事だと言えるでしょう。

事前のカウンセリングで疑問や不安を解消する

インプラント治療を行う前には、カウンセリングを行う歯科医院がほとんどです。カウンセリングでは歯科医師による治療計画による説明を細かく行うほか、患者様の疑問や不安を解消、最善の治療法を提案するための大切な場です。

特にインプラントは虫歯や歯周病治療とは異なり、少し複雑な部分もあるため治療の流れや期間、費用などについて疑問がある場合は必ず質問をして解決しておきましょう。

また、納得のいく治療を行うためにも、不安に思うことや要望などがあれば、遠慮せず歯科医師に相談することが大切です。

インプラント治療の代わりに選べる他の治療法

インプラント治療が難しい場合や手術に不安がある方には「ブリッジ」や「入れ歯」といった他の選択肢があります。

それぞれに特徴やメリット・デメリットがあるため、ご自身の口の状態や生活スタイルに合った方法を選ぶことが欠かせません。ここでは、代表的な2つの治療法についてご紹介します。

ブリッジ

ブリッジは、失った歯の両隣を削って土台にし、連結した人工の歯を橋のようにかけて補う治療法です。固定式のため取り外す手間がなく、見た目や噛み心地も自然に近い点が魅力です。

ただし、健康な隣の歯を削る必要があり、支えとなる歯への負担が大きいという注意点も考慮しなければなりません。また、連結していることから清掃が難しく、虫歯や歯周病のリスクが伴うことも理解しておきましょう。

入れ歯

入れ歯は、樹脂で作られた取り外し可能な義歯装置です。保険が適用されるため費用を抑えられ、取り外して清掃できるため衛生的に保ちやすいのが利点です。

一方で、バネをかける歯への負担や、見た目・装着時の違和感、噛む力の弱さなどがデメリットとして挙げられます。そのため、食事や会話で不便を感じることも多いでしょう。

「インプラント やめたほうがいい」に関するよくある質問

インプラント治療は審美性や機能性に優れた魅力的な治療法ですが、全ての人にとって適した治療とは言い切れません。

ここでは、インプラント治療を検討している方やインプラント治療はやめたほうがいいのかなど、悩まれている方からいただくよくある質問をまとめました。

インプラントをやめたほうがいいと言われるケースはどんな場合ですか?

インプラントは顎の骨に人工歯根を埋め込む外科手術を伴うため、全身疾患や持病がある方、顎の骨が少ない方は治療が難しい場合があります。

また、手術後の感染症やインプラント周囲炎のリスク、治療期間の長さ、費用の高さ、定期的なメンテナンスの必要性も考慮しなければなりません。

さらに、強い力で噛むと破損する可能性や、まれに金属アレルギーのリスクもあります。こうした理由で、場合によってはインプラントを見送ることが推奨されることもあるでしょう。

インプラント治療は保険適用になりますか?費用を抑える方法はありますか?

インプラントは自由診療のため、基本的に保険は適用されません。ただし、医療費控除を申告すれば税金の還付を受けられるほか、デンタルローンを活用して分割で支払う方法などもあります。

治療費を抑えたい場合は、まず入れ歯やブリッジなどの保険適用の治療法を含めて比較検討し、自分に合ったプランを立てましょう。

インプラント治療が「やめたほうがいい」と言われるのは、具体的に何歳からですか?

インプラント治療は「何歳から受けられない」という明確な年齢制限はありません。高齢の方でも、全身の健康状態が良好であれば治療を受けることは可能です。

ただし、インプラントは外科手術を伴うため、体力や持病の有無によっては手術や治療期間中の負担が大きくなることがあります。また、治療後の定期的なメンテナンスも欠かせません。

通院が難しい場合や、全身疾患によって口腔ケアが十分に行えない場合には、インプラントを長く維持するのが難しくなることもあります。

そのため、年齢だけで判断せず、ご自身の健康状態や生活環境を踏まえて、歯科医師とよく相談しましょう。

インプラント治療のリスクやデメリットは何ですか?

インプラントは外科手術を伴うため、神経や血管の損傷、感染、術後の腫れ・痛みなどのリスクがあります。また、定期的なメンテナンスを怠るとインプラント周囲炎を起こし、脱落につながることもあります。

さらに、治療費が高額で、治療期間も半年〜1年程度と長い点もデメリットになるでしょう。ただし、術前にCTで骨や神経を正確に把握し、信頼できる歯科医院を選ぶことで多くのリスクは防ぐことが可能です。

インプラント治療を受けない場合のデメリットはありますか?

歯を失ったままにしたり、入れ歯やブリッジなどの治療を選んだ場合、いくつかのデメリットが生じることを理解しておかなければなりません。

たとえば、欠損部分の周囲の歯が動いて噛み合わせが悪くなったり、顎の骨が徐々に痩せてしまうことがあります。

入れ歯ではズレや違和感が生じやすく、ブリッジでは健康な隣の歯を削る必要があるなど、他の治療法にも負担がかかることになるでしょう。

インプラントは顎の骨に人工歯根を埋め込むためしっかりと固定され、見た目や噛み心地も天然歯に近く、長期的に快適な生活を維持しやすい点が大きな魅力です。

インプラントに関するご相談は「高田歯科クリニック」へ!

今回、インプラントをやめたほうがいい本当の理由についてお伝えしてきました。インプラントは入れ歯やブリッジと比べて天然歯に近い状態まで回復できることや患者様の希望を叶えられることも多い治療法です。

そのため、インプラント治療に対して一概にやめたほうが良いと決めつけるのではなく、メリット・デメリットを考慮したうえで自分に合った方法で治療を受けることが大切です。

インプラント治療について疑問や迷い、不安を感じられている方はぜひ当院「高田歯科クリニック(杉並区荻窪)」へお気軽にご相談ください。

カテゴリー:インプラント&歯科ブログ   投稿日:2024年12月2日