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インプラント治療費を安くする方法は?費用相場から支払いまで徹底解説

更新日:2025年8月11日

インターネットでインプラント治療について検索して、その値段に驚いてしまった人もいるでしょう。医療器具なので高額なのは仕方がありませんが、できれば安くインプラント治療を受けられないか考えたことがある人もいるはずです。インプラント治療を安くする方法はあるのでしょうか。

今回は、インプラント治療の費用が高額な理由と安くする方法があるのかどうか、もともと安い価格で提供されているインプラントは受けて大丈夫なのかについて解説します。

▼この記事でわかること

  • インプラント治療は自費診療で、費用相場は1本あたり45万円
  • インプラントが高額になるのは、高度な技術や最新の設備、質の高い材料、歯科医師の技術力向上のための研修などに費用がかかるため
  • インプラント治療は医療費控除の対象
  • 保険適用の規定を満たしている場合は、保険内でインプラント治療を受けることができる
  • インプラント治療は費用で選ばず信頼で選ぶことが重要

1.インプラント治療は自費診療

大前提としてインプラント治療は自費診療です。保険証を提示しても3割負担にはならず、かかった費用の全額を患者様で負担していただかなければなりません。ではいったいいくらぐらいが相場なのでしょうか。詳しく解説します。

1-1.インプラントの費用相場は1本あたり45万円

取り扱っているインプラントのメーカーやタイプによって異なりますが、日本で広く採用されているインプラントは、一本あたりの費用は40~50万円と言われています。インプラント本体の値段が高いというのもありますが、高度な医療技術が求められるため、そもそもの治療費が高額に設定されていることも少なくありません。また麻酔や外科手術に対する治療費も上乗せされており、結果としてこのぐらいの相場が普通とされているのです。

インプラントの素材や構造によっても価格が変動します。高いものであれば一本60万円というものもあるので、各歯科医院でどんなインプラントを取り扱っているかは事前に調べておいた方がいいかもしれません。

1-2.本数が増えれば金額も高くなる

一本あたりがこの価格で、2本目・3本目と本数が増えるたびに、価格も2倍・3倍と膨れ上がっていきます。先述の通り基本的には自費診療なので、インプラント治療にかかった治療費は、全額患者様が負担しなければなりません。失った歯の全てをインプラントに置き換えるとなると、患者様によっては100万円を軽く越してしまう可能性も考えられます。

治療の前には歯科医師から見積もりがもらえますが、それを見て最終は何本をインプラント治療するかを決めてもいいでしょう。やたらめったら本数を増やしていくと、後々支払えないような金額になってしまいます。一応デンタルローンやクレジットカードの分割払いも支えることがありますが、慎重に検討することをおすすめします。

1-3.オーバーデンチャーも比較的高額

インプラント版の総入れ歯ともいえるオーバーデンチャーも、比較的高額な医療器具です。オーバーデンチャーとはマグネットなどで装着できるタイプのインプラントのことです。入れ歯のような形状をしていますが、マグネットで強力に固定されているため、入れ歯程のズレや痛みは感じにくいのが特徴です。

歯をほぼ全てを失っている場合、一本ずつインプラントを入れていくとなると相当な費用になってしまいます。オーバーデンチャーを採用することである程度費用は抑えられるものの、それでも150~200万円台というのが普通なので決して安いとは言えません。オーバーデンチャーを希望する場合は、歯科医師に必ず確認を取りましょう。

オーバーデンチャーについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

2.インプラント治療が高額な理由

インプラント治療は外科手術であることから、高い技術力や専門性が求められます。さらに安全性の高い治療を実現させるため、高度な機器や質の高い材料も必要です。

インプラント治療が高額な理由は次の5つにまとめられます。

  • インプラント治療は自費診療
  • 高度な技術(外科手術)が求められる
  • 設備を整えるためにお金がかかる
  • 質や耐久性が高い材料を使用している
  • 最新の技術を保つため勉強や研修で常にスキルアップしている

また、治療費については、次のような内訳になるのが一般的です。

CT撮影 約1万円
精密検査 約4万円
手術料(インプラント料) 約25万円
手術料(アバットメント/土台料) 約5万円
人工歯 約10万円~

費用が高いからよい治療であると断言できませんが、格安でインプラント治療を提供している場合、上記のどこかを削っている可能性があります。

高田医院の場合は、より詳しい分析のために「オシリス3D」などの最新歯科用CTなどの最新の設備で安心して治療を受けて頂いています。また、治療費に関しても治療に関するすべての費用が含まれた総額設定なので安心です。

2-1.インプラント治療は自費診療

インプラント治療は原則として健康保険が適用されません。国が定める「必要最低限の健康」を維持するための治療とはみなされず、主に審美性や機能性の向上を目的としているため、美容目的と判断されることが多く、保険適用外となります。

ごく稀に、先天性疾患や事故など特別な事情がある場合には保険が適用されることもありますが、一般的な状況下では自費診療となり、すべての費用を自己負担する必要があります。

2-2.高度な技術(外科手術)が求められる

インプラント治療は、歯ぐきの切開や顎の骨に穴を開けるなどの外科手術が必要となるため、専門的な知識と高度な技術が求められます。そのような理由から、難易度の高いインプラント治療に対応できる歯科医師は限られています。

高度な技術を持つ医師や技術者の人件費も治療費に上乗せされるため、どうしても費用が高額になるでしょう。さらに、安全な治療提供のために継続的なスキルアップが必要な点も、コストに影響しています。

2-3.設備を整えるためにお金がかかる

インプラント治療の成功には、徹底した衛生管理と患者様一人ひとりの口腔状態を正確に把握するための設備が欠かせません。治療専用の手術室や空気清浄システム、歯科用CTスキャンなど、高額な機器を揃える必要があります。

最新・最善の設備を維持・管理するコストは治療費に含まれているため、他の歯科治療よりも高額になりがちです。

2-4.質や耐久性が高い材料を使用している

インプラント治療に使用される材料は、体内に埋め込むため安全性・耐久性・審美性などすべてにおいて高品質が求められます。インプラント本体にはチタン、アバットメントにはチタンやジルコニア、人工歯にはセラミックやジルコニアなどの素材が使用され、信頼できるメーカーの高価な材料が選ばれます。

低品質なインプラントを使った場合のリスクを考えると、患者様の安全と健康のためにはどうしても高品質な材料を使用せざるを得ません。これらの材料費が、インプラント治療の費用の大きな割合を占めています。

2-5.最新の技術を保つため勉強や研修で常にスキルアップしている

インプラント治療は日々技術が進歩している分野であり、歯科医師は最新の医療技術や知識を身につけるため定期的に研修や勉強会に参加しています。患者様へ常に最良の医療を提供し続けるためには、継続的な自己投資が欠かせません。

これらの技術向上のためにかかる費用や時間も、治療費に反映されています。高い品質の治療を提供し続けるためには、単なる医療費だけではなく、医師の努力や装備投資も必要となり、その分コストがかさむ要因となっています。

3.インプラント治療を直接安くする方法はない

インプラント治療の費用相場について簡単に解説してきましたが、結論としてはインプラント治療を直接安くする方法はありません。

インプラント治療は自費診療が原則であり、全額患者様負担です。虫歯や歯周病の治療費と同様、基本的には治療後に窓口で支払うのが一般的。しかしその額の高さから、なかなか一括で支払うことが難しいという患者様も少なくありません。

インプラント治療にはデンタルローンと呼ばれる、歯科医院で高額な治療を受ける際に使えるローンが適用されます。しかし1回あたりの支払額が小さくなっただけで、返済時には利息が追加されて総額では結局高くなってしまうのがオチです。クレジットカードの分割払いも同様で、一時的に安くはなるもの、総額では利子が上乗せされ更に高くなってしまうのです。

今のところ保険適用になるという可能性もなく、しばらくの間自費診療での治療しか出来ません。安くする方法はないので、いかにして治療費を工面するかの方に注力した方がいいでしょう。

3‐1.歯科治療専門のデンタルローンとは

デンタルローンとは、歯科治療の費用を金融機関から借り入れし、分割で返済していくものを指します。利用目的を歯科治療に限定しているので、クレジットカードの分割に比べ、金利が低い点がメリットです。

  • デンタルローンの金利相場:3%~8%
  • クレジットカードの金利相場:12%~15%

デンタルローンなどの分割払いは、一括で支払う資金の余裕がない場合に便利です。ただし、金利により支払い総額が多くなる点に加え、医療費控除の申告額に関しては注意が必要です。

医療費控除についてのくわしい解説は後述しますが、医療費控除の対象として利用できる金額は「その年に支払った分」のみです。デンタルローンを利用した結果、節税できる総額が一括で支払った場合よりも減少するので、しっかり検討したうえで利用を決めましょう。

3‐2.インプラントが保険適用外である理由

審美性などを目的としたインプラント治療は、全額自費負担となり、医療保険の適用を受けられません。ただし、例外として医療保険が適用されるケースもあるため注意が必要です。

医療保険制度により、患者はかかった医療費の1~3割の負担以外は保険でまかなえます。医療保険の対象となるケースは、病気やケガの治療や必要な機能回復を行なう場合に限られます。

保険適用外になる例としては次のようなものです。

  • 自由診療
  • 先進医療
  • 入院にかかる費用
  • 針・きゅう、マッサージなどの施術
  • 予防注射
  • 正常なお産
  • 美容整形手術
  • 健康診断、結核診断、人間ドックなど
  • 診断書・証明書

インプラント治療で保険が適用されるケースはは「腫瘍や事故が原因で顎の骨を失っている」「生まれつきの疾患で治療が必要」など、重度の外傷や疾患が原因の場合です。

インプラントは歯を失った場合に行われる治療のひとつですが、「歯周病で歯を抜かなければならなくなった」などのケースでは保険適用外となっています。これはインプラントが、必要以上の機能回復と考えられているためです。

4.医療費控除をすれば結果的に安くなる可能性が

ただしインプラント治療の費用を直接安くする方法がないだけであって、結果的に安くする方法があります。それは医療費控除を活用することです。どのような制度なのか詳しく解説していきます。

4-1.医療費控除とは

医療費控除とは、国が儲けている控除のひとつです。年末調整や確定申告で申告することで、所得税の一部が戻ってくるという制度。以下のいずれかの条件に当てはまった場合、控除の対象になります。

  • 1年間にかかった医療費が総額で10万円以上になった場合、10万円を超えた部分の金額が還付される
  • 総所得金額が200万円未満の場合、総所得価格に5%をかけた金額が還付される

インプラントは10万円以上するので、医療費控除の対象です。またインプラントを埋入するためにおこなった骨増生手術や、その他の治療も医療費控除の対象となります。

また1年間でかかった医療費の総額なので、歯科以外の医療費も合算して計上できるのです。

4-2.医療費控除の方法

医療費控除は確定申告で行います。該当する年の1月1日から12月31日までの所得や相続、医療費などを申告するものです。申告には税務署が発行する確定申告書が必要で、記入例に従って必要事項をもれなく記入する必要があります。用紙は税務署でもらえる他、国税庁のホームページから印刷することで手に入れることもできます。

確定申告の期間は毎年決まっており、2月16日~3月15日までです。申告場所は居住地を管轄している税務署で、記入した用紙は直接提出しても郵送してもどちらでも構いません。またe-taxを利用した電子申告も可能です。税務署や確定申告会場に行く余裕がない人は、e-taxを活用しましょう。

なお申告の際には領収書と明細書が必要です。捨てずに必ず保管しておきましょう。

4-3.医療費控除の注意点

医療費控除には気をつける点があります。それは審美目的のインプラントは対象外であるということです。インプラントを入れる目的は、失ってしまった歯の機能を取り戻すためがほとんど。インプラントの高い機能性は、インプラント治療を希望する方のニーズから生まれていると言っても過言ではありません。

しかし中には歯並びの問題で、インプラントを希望する審美目的の方もいます。審美目的のインプラントの場合は、法律上「治療」にはあたらないので、医療費控除の対象にはなりません。あくまでも治療を目的とした医療にかかった費用に対して控除が受けられるものなので、勘違いしないようにしましょう。

関連記事:インプラント治療は高額療養費制度の対象外?保険適用や医療費控除も解説

5.インプラント治療を安くできる人

インプラント治療の費用を安くできる人が存在しています。かなり厳しい条件を満たしている必要があるものの、クリアしていれば保険適用となり、3割負担ででインプラント治療を受けることができます。

5-1.保険適用の規定をクリアしている

インプラント治療に保険が適用できる人の特徴は以下の通りです。

  • 生まれつき、もしくは事故などで上顎の骨1/3以上が連続して欠損している、もしくは上顎洞や鼻腔とつながってしまっている場合
  • 下顎の顎骨の1/3以上が連続して欠損している、もしくは腫瘍などの病気で下顎を切除していると診断されている場合

簡単に言えば先天的後天的問わず、自身の意思とは無関係に顎の骨を1/3以上を失ってしまった人が対象です。上顎と下顎で条件が異なるため、自分がどちらの条件に当てはまるかを確認してもいいでしょう。上記の条件をクリアしていると保険適用となり、自費診療から保険診療へと切り替えられます。

ちなみにこの制度のことを「高額療養費制度」といいます。インプラント以外の治療費が高額になるものには適用される制度です。

5-2.治療する病院は選べない

非常にありがたい制度ではあるものの、仮に保険適用の規定をクリアしていたとしても色々な所で制限が課されています。制限の代表的なものは以下の通りです。

  • 入院用のベッドが20床以上ある歯科もしくは口腔外科
  • 上記の条件に当てはまる病院に歯科医師が常勤で2名以上配置されている
  • 歯科または口腔外科で5年以上治療経験がある、または3年以上のインプラント治療経験のある常勤手が2名以上配置されていること
  • 当直体制があること
  • 国が定めた医療機器や衣料品の管理が徹底されていること

つまり保険適用によるクリニックでの治療はできないということです。総合病院のような大きな病院で治療してもらうことが大前提となります。どの病院なら受けられるかわからないという人は、街のクリニックで訪ねてみてもいいでしょう。

6.もともと安いインプラントはアリ?ナシ?

将来的に保険適用されるかどうかが不透明なインプラント治療。現在の治療費は決して安くないため、いわゆる格安インプラントを検討する人もいるでしょう。しかし、格安インプラントはあまりおすすめできません。その理由について詳しく解説します。

6-1.原則治療を受けない方がいい

格安インプラントとは、通常のインプラントよりも安い価格で治療できるインプラントのことです。本来なら40~50万円かかるインプラントが1/4で受けられることがあります。これに魅力を感じて格安インプラントでインプラント治療を受けようとする人もいますが、当院では原則受けないことをおすすめしています。

インプラント治療の費用が安いということは以下のことが考えられます。

  • 施術する医師に実績がない、もしくは少ない
  • インプラントの質が低い
  • 日本では未承認のインプラントを使用している

特に強いのは日本では未承認のインプラント使用しているケースです。材質や構造などを審査して、国から安全だと認められたものが市場では流通しています。しかし格安インプラントの場合は、この審査を通過していないものが使用されている可能性があります。どんなトラブルに巻き込まれるか分からないため、格安インプラントだけを検討するのはやめるべきです。

6-2.格安インプラントをめぐるトラブルも

格安インプラントをめぐっては死亡事故も発生しています。インプラント治療の経験が浅く、CTによる事前検査を怠った結果、インプラント体埋入中に誤って動脈を損傷。出血多量で患者様が亡くなるという痛ましい事故が発生したことがあります。

このように誰かが歯の治療とたかをくくってはいけません。インプラント治療でも、ヘタをすれば命を落とす可能性があるということを覚えておいてください。その他にも格安インプラントをめぐっては、多くのトラブルが報告されています。安易に治療を受けようとせず、一度冷静になって検討してみてください。

関連記事:安いインプラントは大丈夫?危ない目に遭う前に知っておきたいこと

6-3.インプラント治療は高度な医療行為

インプラント治療は非常に高度な医療技術が必要です。同時に専門知識も必要となる、難しい領域でもあります。インプラント治療を担当する歯科医師には、インプラントに対する知識だけではなく、人間の口に関わる全ての事柄に関して知識がなければならないと言っても過言ではありません。インプラント一本を埋入しただけで口腔環境が様変わりしてしまうということは少なからずあり得る話。その変化に気がすことができ、対処が必要な場合は適切に対処できる歯科医師が望ましいでしょう。

格安インプラントの場合、このような高度な医療技術を持った歯科医師はまずいないでしょう。これらの理由から、価格が安いだけのインプラントに手を出すのはあまりおすすめしないのです。

7.インプラント治療は費用で選ばず信頼で選ぶ

治療費が高額なインプラント。どうしても治療費優先で選んでしまいがちですが、そうではなくインプラント治療を行う歯科医師の信頼で選ぶことを強くおすすめします。

7‐1.信頼できる歯科医を選ぶポイント3つ

どのような点をチェックすれば、信頼できる歯科医を選べるでしょうか。ここでは、信頼できる歯科医を選ぶポイントを3つご紹介します。それが次の3つです。

  • 丁寧な治療前のカウンセリングや問診
  • 経験豊富な医師が在籍
  • アフターフォローの充実

順に見ていきましょう。

7‐1-1.丁寧な治療前のカウンセリングや問診

納得して契約するまでに、丁寧なカウンセリングや問診が重要です。病院での治療の際に重要となるインフォームド・コンセントと同じと考えるといいでしょう。医師が患者に治療の目的や内容をしっかり説明し、患者もその治療に同意を得られるか、あいまいな点を両者が残さないように確認してください。

  • 治療方針
  • 検査の内容や必要性
  • 現在の状態
  • インプラントで得られるメリット
  • インプラント以外の治療の選択肢
  • 治療スケジュールや費用
  • 保証内容

上記の点をしっかり説明してくれているかを確認し、納得したうえで治療に進みましょう。

7‐1-2.経験豊富な医師が在籍

インプラントは口腔内の外科手術です。どれだけ最先端の設備がそろっていても、最終的には医師の技術力が重要です。インプラント治療を担当する医師の実績や経験を事前に確認し、経験豊富であるかチェックしましょう。

また定期的に研修など勉強会に参加し、スキルの研鑽に取り組んでいることも重要です。

7‐1-3.アフターフォローの充実

インプラントは、手術が完了したら終了ではありません。健康な歯でも定期検診が大切です。同様にインプラントも術後の経過のチェックやしっかりとしたメンテナンスが不可欠です。アフターフォローをしっかりしてもらい、よい状態を長期間保ちましょう。アフターフォローがしっかりしているかについては、最初の問診やカウンセリングで確認しておきましょう。

当院の院長高田は、海外の博士とも学術交流を持つ存在。学生時代からインプラントに携わってきた関係もあり、現在では年間850本以上のインプラント治療を担当しています。格安インプラントと比較すると当院の治療費は高いかもしれませんが、現役でインプラントについて学んでいる最中でもあり、年間850本もの実績を持つ歯科医師はそうそういません。

インプラントを前向きに検討している方、インプラント治療を受けようかどうか悩んでいる方はぜひ一度当院までお問い合わせください。インプラント治療を担当する院長高田自ら患者様の抱えている不安や悩みを解決していきます。

8.「インプラント 安くする方法」に関するよくある質問

インプラントは費用が高額になるため、なるべく安く済ませたいと考える方も多いと思います。ここでは、インプラントを安くする方法についてよくある質問をまとめました。

8-1.インプラントで40万円かかった場合、医療費控除でいくら戻ってきますか?

いくら戻ってくるかは、患者様の所得額や1年間でかかった医療費などによってそれぞれ異なります。主な計算式は下記の通りです。

①医療費控除額=(1年間でかかった医療費)ー(保険金などの補填)ー(10万円又は所得額の5%)
②還付金=医療費控除額×所得税率

この計算式をもとにインプラントで40万円かかった場合の還付金を算出します。

例)年収400万円
1年間でかかった医療費:40万円
保険金などの補填:なし
年収400万円の所得税率:20%

上記の例を当てはめて計算すると、還付金は6万円となります。あくまで一例のため、患者様の金額に合わせて算出してください。

8-2.お金がなくてインプラントができないのですが安くする方法はありますか?

インプラント治療費の月々の負担を軽くするためには、クレジットカードの分割払いやボーナス払い、またはデンタルローンを活用する方法があります。さらに、インプラント治療は医療費控除の対象となるため、確定申告を行うことで所得税の一部が還付されるケースもあります。

まずは、クレジットカード払いやデンタルローンに対応している歯科医院かを確認しましょう。また、複数の歯科医院にて見積を出してもらい、費用の比較をして検討するのもおすすめです。

8-3.歯医者で値引き交渉はできますか?

基本的に歯科医院では、保険診療、自費診療ともに値引き交渉はできません。費用が難しい場合は、分割払いや治療計画の見直しなどの提案をしてもらえることもあるため、歯科医師と率直に相談することが重要です。

価格だけにとらわれず、安心できる医院を選ぶことが大切です。

8-4.安いインプラントを選んでも問題ないですか?

インプラントは自費診療のため、費用は歯科医院によってそれぞれ異なりますが、極端に安いインプラント治療を提供している場合には慎重にならなければなりません。

インプラント治療は難易度の高い外科手術を伴います。そのため、最新の設備や歯科医師の技術力の高さ、使用するインプラントの質の高さなどが求められ、それに伴って費用が高額になるのが一般的です。

しかし、インプラント治療が安すぎる場合、インプラントの安全性が確立されていないケースや経験の浅い歯科医師が手術をするケース、治療計画や説明が徹底されていないケースなど、何かしらの理由が隠されているかもしれません。

そのため、安さだけを重視するのではなく、治療の質や安全性、アフターケア体制を重視し、信頼できるクリニックを選ぶようにしましょう。

9.医療費控除を利用して結果的には安くできる

インプラント治療にかかる費用を直接で安くする方法はありません。しかし医療費控除を活用することで、時期は遅くなるものの、いくらかの費用が返ってくることも。確定申告の手間は必要ですが、気が付かないままでは損をしていたお金は戻ってきます。申請のためには領収書や明細書、移動にかかった移動費のメモなどが必要なので、確定申告が近くなった時期に焦らなくてもいいよう準備をしておきましょう。

※本コラムはあくまで一般的な情報として説明しております。高田歯科ではコラム内容で触れてはおりますがあえて対応していない内容もございますが、ご来院いただく患者様に合わせて最適なインプラント提案をさせていただいておりますので、まずは相談ください。

カテゴリー:インプラント&歯科ブログ   投稿日:2022年1月7日