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インプラント治療を受ける歯科医の選び方!基準やポイントを解説

インプラント治療が受けられる歯科医院は、現在数多く存在します。一見するとどの歯科医院も同じように見えますが、実は少しずつ特徴が異なっています。また歯科医院の選び方を間違えてしまうと、手術後に大きなトラブルに見舞われてしまう可能性もあるのです。

インプラント治療を任せられる歯科医の基準(3つ)と注意点(3つ)

選ぶ基準

  • 口腔環境全体の知識がある
  • インプラントの専門知識がある
  • 手術の実績が豊富である
  • 説明やカウンセリングが丁寧である
  • 料金体制が明確である
  • 設備が整っている

注意点

  • 使用するインプラントが安全なものか
  • 環境整備できているか
  • アフターケアがしっかりしているか

本記事では、インプラント治療を受けるのに適した歯科医院の選び方を詳しく解説します。

1.インプラント治療を受ける歯科医選びの基準

インプラント治療を受ける歯科医院の基準がいくつかありますが、特に以下の3点に注目して選ぶようにしましょう。

  • 口腔環境全体の知識がある
  • インプラントの専門知識がある
  • 手術の実績が豊富である

上記の基準は、どれかひとつを満たしていればいいわけではなく、全て満たしておく必要があると考えていいでしょう。高度な外科手術を伴うため、インプラントに特化しているだけでは、安全な治療を受けることはできません。

1-1.口腔環境全体の知識がある

一口に口腔環境と言っても、その知識は多岐に渡ります。虫歯は感染症、治療法など数え出せばキリがありません。また歯に関連する知識だけではなく、口の中全体の異常判断ができたり、皮膚科的な処置ができたりすることが口腔環境全体の知識を持っている歯科医師と言えるでしょう。

インプラント治療は、歯茎を切開し、露出した顎の骨に穴を開けてインプラント体を埋め込みます。埋め込んだ後の経過観察も、普段歯科医師がよく見ている歯は違う骨が中心です。CTやレントゲンによって得られた患者の顎の骨の状態を、正確に把握する必要があります。これらを総合的に網羅しており、かつ実践経験豊富な歯科医師こそ、インプラント治療を信頼して任せられるのです。

また、特にインプラント治療を行っている歯科医師に求められる知識は次の3点です。

  • 歯周病
  • 口腔外科
  • 補綴(ほてつ)

インプラント治療で触れずにはいられない領域です。詳しく解説していきましょう。

1-1-1.歯周病

今や国民病といっても過言ではない歯周病の知識が、インプラント治療を行う歯科医師には求められます。インプラント治療を行う前には事前検査が実施されますが、もし治療前に歯周病だと診断された場合、インプラントの手術に入る前に歯周病の治療をしなければなりません。万が一手術した場所に歯周病菌が入り込むと、せっかく埋め込んだインプラントが脱落してしまう可能性があるからです。

歯周病は放置しておいていいことはありません。インプラント入れている・いないに関わらず、口腔環境を整える上では処置が必ず必要といってもいいでしょう。インプラントを埋め込んだた箇所から歯周病になることを「インプラント歯周炎」と呼んでいます。このインプラント歯周炎も、悪化すると自然歯の脱落にもつながります。

1-1-2.口腔外科

外科手術を伴うため、顎の骨や歯の構造について専門的に理解しておく必要があります。これを口腔外科といい、口の中の粘膜や分泌物、骨そのものの構造について専門的に理解している診療科目のことです。

一口に口腔外科と言っても幅が広く、一般的には歯科と何がどう違うのか理解していない患者様も多いでしょう。ざっくりとした説明になりますが、口腔外科は歯を除く口の中全体を、歯科は歯を中心にした治療が中心になっています。

インプラント治療を行う歯科医師に口腔外科の知識が必要な理由は、治療の際に顎の骨にドリルで穴を開けるため、どのくらいの厚みから治療が実施できるかの判断が歯科医師に求められるのです。そのため歯科の知識だけではなく、口腔外科の知識も必要になるのです。

1-1-3.補綴(ほてつ)

補綴とは、身体の欠損した部分をインプラントのような人工物で補うことを指します。インプラントメーカーの継続的な研究開発により、現在ではかなり精密な設計ができるようになりました。しかし最終的に患者にインプラントを埋め込み処置するのは歯科医師の仕事です。歯の代わりとなる上部構造の設計や作成、装着をするためには、噛み合わせについての正しい理解が必要になります。補綴に関する知識が必要なのは、いざ治療が終了した後に噛み合わせなどのトラブルが発生しないようにするためです。

もし設計や調整を誤ってしまい、噛み合わせが不自然になってしまうと、インプラントのパーツが破損をしてしまったり、脱落してしまったりすることもあります。これらのトラブルを未然に防ぐために、補綴の知識も必要なのです。

1-2.インプラントの専門知識がある

当然の話ですが、インプラント治療を行う歯科医師にインプラントの専門知識がなければなりません。「当たり前のことだろう」と思われるかもしれませんが、実はインプラント治療の看板をあげるだけであれば専門知識は講習の修了は関係なく、誰でもインプラント治療を施すことができるのです。あまり考えたくはありませんが、特に格安インプラントを施術する歯科医師は、インプラントの専門知識を持っていない可能性も考えられます。

一言で「インプラントの専門知識」と言っても、講習などはインプラントメーカーが別々で実施していることが多いため、その領域は多岐にわたります。一般的には、歯科医院で採用しているインプラントのメーカーが主催の勉強会に歯科医師が参加をする形です。中には、インプラント専門の学会も存在するため、そちらで最新の技術や知識を学んでいる歯科医師もいます。

1-3.手術の実績が豊富である

インプラント治療は、高度かつ最新の治療技術が必要です。インプラントの専門知識もあり、口腔環境全体に関しても見識がある歯科医師でも、手術経験の回数が少なければ任せるには少し心もとないでしょう。

開業医でインプラント治療を実施している歯科医師は、開業するまでに勤務していた病院で、数々のインプラント治療に関わった経験があることがほとんどです。患者様それぞれで口腔環境が異なることを考慮しても、治療に対しても柔軟な提案・対応をしてもらえるほうが安心できます。最近では医学生の頃からインプラントを専門的に学んでおり、医師として活動を始めた頃からインプラント一筋でやってきている歯科医師もいます。

一般的な歯科診療とは異なりため、インプラントの治療実績も必要になります。多くの場合歯科医院のホームページなどに掲載されているので、一度確認をしてみましょう。

2.インプラント治療を受ける歯科医の注意点

インプラントの知識があり、口全体の健康状態の判断もできる、そして手術の実績がある。この3点をクリアできていれば、基本的には安心して手術を任せることができるでしょう。これに加えて、次の3点もクリアしているかも確認することをおすすめします。

  • 使用するインプラントが安全なものか
  • 環境整備できているか
  • アフターケアがしっかりしているか

2-1.使用するインプラントが安全なものか

インプラントのメーカーは全世界で100社以上、日本政府によって承認を受けている安全なインプラントでも30種類以上あると言われています。非常に多くの種類が存在していますが、使用するインプラントがきちんと安全性が確保できているものかどうかは、治療を受ける前に調べておくことをおすすめします。

日本の歯科医院で使用されているインプラントは、次のメーカーであることがほとんどです。何も安全性が確保されているため、安心して治療を受けることができます。

  • ノーベルバイオケア
  • ストローマン
  • アストラテック
  • 京セラ
  • GCインプラント

元々精密機器を扱っていた会社であったり、創業から医療機器専門で扱っていたりする会社が信頼度が高い傾向にあります。上記5つのメーカーで、複数のものを扱っている歯科医院もあります。ただしメインで使っているインプラントメーカーに関しては、歯科医院のブログやホームページに記載されていることがほとんどです。治療を受ける前に、一度確認をしてみましょう。

2-2.環境を整備できているか

インプラント治療では感染症対策を徹底する必要があります。手術室をほぼ無菌の状態にしたり、使用する医療機器の衛生環境にも配慮したり、さまざまなポイントで整えるべき環境があります。原則これらの環境整備は、できていることがほとんどですが、残念ながら格安インプラントなどの歯科医院では整っていないケースもあります。

また、整備されているべき場所は手術室だけではありません。例えばCTが代表的です。レントゲンに関しては、全ての歯科医院で設備が整っているでしょう。しかし、CTに関しては一般的な歯科診療では使われないため、導入していない歯科医院も珍しくありません。もし導入していない歯科医院であったとしても、近隣の整形外科や内科と連携をしており、CT検査だけ別で受ける体制を整えている司会もあります。これらの環境が揃っていることも、インプラント治療を受ける歯科医院選びの基本といえるでしょう。不明な点はカウンセリングの時に尋ねてみてください。

2-3.アフターケアがしっかりしているか

インプラントは治療が終わって、完全終了というわけにはいきません。長期間インプラントを使ってもらうために、歯科医院は定期的なメンテナンスをすすめてくるでしょう。これはインプラントメーカーも推奨しており、半永久的にインプラントを使ってもらうためには必要な処置なのです。

インプラントの耐用年数は、一般的に10~15年と言われています。しかしメンテナンス次第では、20年以上同一のインプラントが使われ続けたという記録もあります。世界最長の記録は40年を超える長きにわたって使われたもので、患者様がお亡くなりになるまで半永久的に使われました。

インプラントと長く付き合うためにはメンテナンスが欠かせません。このメンテナンスを始めとしたアフターケアがきちんとしているかも、インプラント治療を受ける歯科医院選びの基準にしましょう。逆に言えば、アフターケアがしっかりしていない歯科医院は選ぶべきではありません。きちんと最後まで面倒を見てくれる歯科医院を探しましょう。

3.インプラントはすべての歯科医師ができるわけではない

インプラント治療は全ての歯科医師ができるわけではありません。歯科医師の免許を持っていればインプラント治療の看板を掲げてもなんら違反にはならないのですが、実際に治療するとなれば話は別です。一般的な歯科診療とは、必要となる知識も技術も全く異なります。最近ではインプラント治療ができると銘打った歯科医院が増えていますが、本当に実績のある、安心して治療を受けることができる歯科医院を、患者様ご自身で選んでいく必要があるでしょう。

インプラント治療ができるというだけは簡単ですが、一つ間違えれば命を失うような事項にも発展しかねません。実際過去にはインプラント治療を受けていた患者様が、治療中に誤って動脈を傷つけられてしまい、出血多量で亡くなられるという痛ましい事故も発生しています。執刀した医師が知識がなかったわけではありませんが、その後の調べで事前のCT検査をきちんと行なっていなかったことがわかりました。そのようなことがないように、インプラント治療に実績と評価がある歯科医師を選ぶようにしましょう。

とはいえ、インプラント治療の実績と評価はなかなか患者様には見えにくいものです。もし、インプラント治療を前向きにご検討されている方がいらっしゃいましたら、当院をご検討いただければ幸いです。

4.当院は信頼していただける歯科医院です

当院、高田歯科クリニックは東京都杉並区にあるデンタルクリニックです。全ての患者様が笑顔で喜んでいただけるをコンセプトに、お口のトータル・ケアを行なっています。インプラント治療も実施しており、近隣の方から遠方の方まで高い評価をいただいてきました。簡単にではありますが、当院のインプラント治療のご紹介をさせていただきます。

4-1.院長・高田はインプラント治療の実績が豊富

インプラント治療の実績ですが、当院の院長であり理事長でもある高田は、大学在学中からインプラントの勉強を続けてきました。大学卒業後も勤務した大学病院などでインプラント治療に携わり、独立開業をした現在もインプラント治療を続けています。

「1年間で100本の手術をしていれば十分信頼ができる」と言われているインプラント治療を扱う歯科医院の中で、当院では年間800本を超える治療の実績があります。中には他院で断られた患者様や、ブリッジがグラグラになってしまいインプラントを余儀なくされた方の治療も手がけてきました。

開業医になった現在もインプラントの最新技術を学ぶために、ポルトガルのドクター・マローとの学術交流も行なっています。実績が豊富なだけではなく、日々変わりゆくインプラントの治療法や知識をアップデートし続けるのが当院の院長、高田なのです。インプラント治療をご希望の際は、高田がひとりひとり丁寧に対応いたします。

4-2.信頼できるインプラントを採用

当院で採用しているインプラントは、伝統と歴史のあるスイスのストローマン社製のインプラントを採用しています。数あるインプラントの中からストローマンのものを採用しているのは、科学的に証明された耐久性・長寿命性があるからです。

手術してから10年後にインプラントが残っている割合を、ストローマン、ノーベルバイオケア、アストラテックとその他のメーカーで比較したところ、圧倒的にストローマンインプラントが元の状態で残っている割合が高いことが証明されました。この結果はスウェーデンの科学論文でも発表され、世界的な信頼度の高さにつながっています。

Implant brands: A, Straumann implant group; B, Nobel Biocare implant group; C, Astra Tech implant group; D, other

さらにその中でも最新のストローマンインプラントを使用しています。50年にわたる研究をもとに改良改善が繰り返されてきたストローマンインプラントは、ただ寿命が長いだけではなく、手術の成功率が高いことも特徴です。当院では、この信頼度の高いインプラントを患者様に使用しています。

4-3.インプラント以外の治療にも注力

当院のホームページをご覧頂ければ分かりますが、インプラント以外の治療も積極的に行っています。一般的に歯科医院と言うと、何度も何度も通って治療を受けなければならないというイメージがついている人もいるでしょう。

当院では医学的根拠に基づいて、他院よりも短時間で、かつ効率的な治療を心がけて行なっているため何十回も通い続ける必要はありません。虫歯や歯茎の治療、歯周病の予防、そしてインプラント治療を含めて高い精度で判断をして、可能な限り少ない回数でできる治療計画を提案しているのです。

口の中を治療するということは、歯だけの問題ではありません。体内で最も細菌が繁殖しやすい環境とバランスよく付き合っていくために、口腔ケア、歯のケアは欠かせないでしょう。総合的に患者様のお口のトータル・ケアをしていくことが当院のコンセプトであり理想でもあるのです。

5.インプラントを受ける歯科医選びは慎重に

インプラント治療は選ばなければ、近くの歯科医院でも受けることができます。しかし一生ものになる治療なので、安心安全に治療が受けられる歯科医院を選びたい気持ちは皆さん同じでしょう。本記事で紹介した基準や注意点を参考に、最後まで任せられる歯科医院を探しましょう。そして、もし当院・高田歯科クリニックにご興味・ご相談があれば、お気軽にお問い合わせを頂ければ幸いです。

※本コラムはあくまで一般的な情報として説明しております。高田歯科ではコラム内容で触れてはおりますがあえて対応していない内容もございますが、ご来院いただく患者様に合わせて最適なインプラント提案をさせていただいておりますので、まずは相談ください。

カテゴリー:インプラント&歯科ブログ   投稿日:2021年10月28日